何ヨガを選んで始めるべき?

これからヨガを始めたい人向け。

ヨガの種類があまりにも多くて、どう選んで良いか分からない。

何がどう違うの??と迷っている方へ簡単にヨガの種類を解説。

およそ6,000種類もあると言われるヨガの中から、歴史、目的別、タイプ別にご紹介する。

あなたが興味を惹かれ、目的に合うヨガの道へ進んでみよう。



【目次】

◆歴史知る◆

◆目的別◆

◆ヨガを構成するものを知る◆

◆レベル別◆

◆まとめ◆



◆歴史知る◆

〜古代ヨガの始まり〜

4500年前        インダス文明の頃 インド時代 (5000年前の日本 縄文時代)

     【ラージャヨガ】…瞑想のヨガ 

     【ジニャーナヨガ】…哲学的ヨガ 無を通し感情感覚を煩悩から離す精神的作業                                            <ヴェーダーンタ>

12〜13世紀【ハタ・ヨガ】…ラージャヨガへ続く道としてアーサナと呼吸法が加わる

4〜5世紀       <ヨガ・スートラ>具体的なヨガの実践方法が書き示される

5〜2世紀       <バガヴァッド・ギータ>

     【バクティヨガ】…信愛のヨガ


〜日本へ仏教修行としてヨガ伝来〜

ヨガはヒンズー教、仏教が源流であるが決して宗教そのものではない。

修行の一環としてヨガが用いられるようになる。

6世紀                     日本にヨガが伝来 仏教の修行法の一つ


〜近代ヨガの根源 ポーズに重きを置き始めた20世紀前半〜

ハタヨガのアーサナや運動量を基本とし、目的に合わせて派生していく。

1900                     エクササイズ的な要素の強いヨガが流行

1910 【アシュタンガヨガ】…ヨガ哲学におけるヨガ八支則の思想をベースに作られた

1930 【ヴィニヤサヨガ】…流れるように行いポーズのアライメントの説明は省かれる

1957  【シヴァナンダヨガ】…アーユルヴェーダを取り入れた食事や瞑想も重視

1966 【アイアンガーヨガ】…ヨガを東洋西洋医学から論理的に体系化し補助道具を使う

1970                    一般の人々の間に初めてヨガ・ブーム到来

1980 【インヨガ】…中国の陰陽論に由来しポーズを長時間ホールドし心身のケアが目的 

1990    【パワーヨガ】…アシュタンガベースで運動量が多くフィットネス目的

◆目的別◆

①古代ヨガとエクササイズヨガでは目的が違う

古代ヨガ・・・・・本来の目的は「苦痛からの解放=快適で安定した心を作ること」

エクササイズ・・・ダイエットや健康のため。本来、体が締まるのは副産物的な要素。


古代ヨガは「心の動きを抑止すること」と定義されている。

心の動きをコントロールするさまざまな鍛練により、苦しみから解放されることがその目的なのだ。幸せに生きるための哲学に起源があり、数千年の歴史があるヨガは体の健康のためだけではなく、サマディー(自我が消えた状態)に向けて実践されてきたもの。

近代ヨガはポーズに重きをおき、エクササイズ要素が強いものが多いので、本当に自分の目的に合っているか見極めよう。



◆ヨガを構成するものを知る◆

哲学           >「解脱」が目的。輪廻から解き放たれること。

Kirtun音楽(マントラ)>音楽を使い音にマインドを集中させる瞑想テクニックの一種。

アーサナ       >瞑想のための姿勢のこと。運動ではなく体勢のこと。

瞑想         >心に去来する雑念を鎮めること。

食事         >ベジタリアン。ヨガ哲学「ヤマ」の非暴力、不殺生という教え。



<参照 ヨガ.com>

◆タイプ別◆

ここでは学びが深くなっているかというレベルではなく、運動量や難易度を焦点として、レベル別に分けてご紹介する。自分の性格と目指すところを明確にし、それぞれのヨガの特徴から挑戦したいと思うものを見つけよう。

 

<初心者から始めやすい>

●ハタヨガ

ハタヨガは一つひとつのポーズにじっくり向き合いたい人向け。近代ヨガの源流であり、

ポーズ(アーサナ)と呼吸法(プラーナヤーマ)など肉体を浄化し強化する鍛練によって、自己(エゴ)を超越したゆるぎない境地を目指すもの。


<動くのが好き>

●ヴィニヤサヨガ パワーヨガ

運動量が多い。太陽礼拝をベースにすることも理由の一つで、前屈、後屈、立ち、屈み、プランクなど動きにダイナミックさがある。ヴィニヤサヨガでは呼吸と流れを繋げていくので動きにフォーカスしたものになる。この際、体を動かし慣れていないと、動きだけに引っ張られてしまいやすく、呼吸に集中すると動きについていけないなど難易度が高めだと考える。


<解剖学などの理論でじっくり学びたい>

●アイアンガーヨガ

東洋と西洋の医学から論理的に解いてくれるので、1つのポーズの説明に1時間以上かけることも特徴の一つ。補助道具を使うことで誰でもヨガができることを目的としている。


<自身の変化を見つめたい>

●シヴァナンダヨガ

シークエンスの流れが決まっており、アーサナとアーサナの間にはシャバアサナを入れ、ポーズの後の身体がどのように感じているかを観察するため、変化に気付きやすい。「緊張と緩和」のバランスが良いため、自分のペースでできる。

◆まとめ◆

以上、メジャーどころのヨガについて触れてみた。

何千年も受け継がれてきているものには訳がある。

ヨガの成り立ちそして受け継がれ方など流れが分かるのでヨガの歴史を1度知っておくことをお勧めする。筆者がヨガ実践をして感じることは、見せかけやブームでは終わらない「真理」があるからこそ、現代に至るまで多くの人に必要とされているのだと実感してやまない。

Adelante

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