ヨギーの食事

ヨギー(ヨガ実践者)って何を食べているの?

健康的な食事をしているイメージはあるけど、実際はどんなものを食べてるの?

食べちゃいけないものはあるの?

ヨガ初心者の食生活をどのように始めたらいいの?という疑問にお答えする。


【目次】

①食べない方が良いとされているもの

②どのぐらい厳しく実践するの?

③食事内容の変化

④まとめ


実はヨガは「ゆるい」のです。各自の修行に委ねられているため臨機応変。



①食べない方が良いとされているものは?

ヨガで体を動かし鍛えるのは、精神も含めて【鎮静化】するためである。

食事もその目的に沿うことが望ましいとされている。


では、鎮静化を目指した料理とは一体どんなものなのか??

お寺での食事「精進料理」というとイメージしやすいのではないだろうか。

仏教の大元はインド、ヨガが根元であるゆえに、食事法も目的も似ているのだ。


基本は菜食、それに加えて、避けるべき食材が大きく2つある。

1・三厭(さんえん)動物性の食材 / 「チーズ」

2・五葷(ごくん)ネギ属 / ネギ、ラッキョウ、ニンニク、タマネギ、ニラ「コリアンダー」


体内から老廃物を完全に追い出し、欲望に振り回されない生活を維持するために、これらの食材は避けるものとされている。

食材を選ぶことが非常に重要視されているのは

【何を取り入れるか】は【何を自分の一部とするか】という考えが大元にあるためである。

☆食材の重要性についてはこちらへ☆


精進料理もヨガも目的は同じ。食べ物から心身の浄化をし【鎮静化】することなのだ。


②どのぐらい厳しく実践するの?

ヨガの場合、食事の実践は各自に委ねられている。

それは険しい道を猛スピードで駆け上がる人がいる一方で、ゆっくりと自分のペースで進んでいく人がいる多様なバリエーションがあることを認めているからだ。それぞれの道を己のリズムで進んでいくことが修行である。というヨガの受容力たっぷりな導きゆえだ。ヨガはどんな人にも開かれていることが分かる。


食事とは毎日のことであり、生まれてから欠かさずにしてきた【習慣】でもある。急激な変化に体がついていかないことは予想するに易しいだろう。春がいきなり、秋に変わったりすることがないように、物事にはグラデーションがある。段階的変化を経ていくのが自然なのだ。



③食事内容の変化

筆者自身に起きた食事内容の変化を参考に記載する。

これらの体験から学んだことがある。

何をどう体に取り入れるかは価値観。ということだ。つまり、自分の考えが変わると食事内容にも変化が起きる。


ヨガ道に入る前: フレキシタリアン

できる限り菜食を基本にしながらも、友人や家族との調和を重視し時には肉食もしていた。

旅先ではここでしか味わえない名品、珍味、地産地消は際限なく頂いていた。


ヨガティーチャーズトレーニング : ビーガン完全菜食

初めての完全ビーガン食 トータル1ヶ月 

変化は起きたのか??

むしろ満足。味気ないこともない、パワーが足りないこともない、お腹が空きすぎてたまらないこともない、何かが食べたくてたまらない禁断症状もない。

1日6時間近くのアーサナ運動があり生活リズムも大きく違う中で、段階的に減っていく食事提供量に驚きながらも、それとは正反対に力がみなぎっていく体験に感銘を受けた。


ヨガインストラクター:  ベジタリアン / 基本菜食主義

【体に取り入れるということは、その食物のエネルギーを取り入れるということ】

ヨガでは絶命の瞬間に悲鳴をあげてなくなった動物のエネルギーを取り入れないためにも肉食をしない考えがある。特に生き物は1番最後のフレッシュな記憶やエネルギーが細胞に残るとされていてる。つまり、それを口にし自分の血や肉にすることは、そのエネルギーも一緒に取り込むことになると考えられているのだ。

☆食物のエネルギーを取り入れると、どうなるのか?についてはこちらから♪



今回はヨギーの食事を紐解く回となった。

ヨガには【精神の鎮静化】という目的があり、それに繋がる毎日の実践が食事だ。

体の中からどう在りたいかを内観すること自体がヨガの道だ。

その歩み方、スピード、それらはあくまで本人次第。




④まとめ

ヨガを通して知れることは、食べ物をいただくとは、自分の一部になっていただくこと。

ヨガ的哲学でいう【食べ方は生き方】である。

食べることは全人類が行ってきた習慣であり、過去現在これからの未来それら全てを繋いでいくもの。あまりにも身近な食べるという行為を見直す習慣はヨガによってもたらされるかもしれない。



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