一人旅の醍醐味は、好きなだけ自分のしたいことを満喫できることだ。
まるで海外にいるような圧倒的な美しい景色を時間も気にせず独り占めできたら、最高だ。しかし現実には旅先のおすすめスポットは混雑しがちでゆっくりと浸れる時間がなくて惜しい。こんな想いをしたことがないだろうか?
五島列島なら、好きなだけ絶景を独り占めし満喫することができる。
そのワケを五島移住経験者が本当に行って良かったおすすめスポットと共にご紹介する。
【満喫ポイント】
1-人気スポットが空いている
今年は朝ドラの舞台になったり、離島移住人気人気ナンバー1になるなど注目を浴びることも多くなった。それでも沖縄に比べれば、五島はまだまだ観光客人口は少ない。そのため人気スポットであっても、混雑がほとんどないという魅力がある。
2-島産の野菜や果物を味わう
五島列島の中でも最大の大きさを誇る福江島を例にとると、人口3万人の規模感が非常に良い。畜産、米、果樹、野菜などほとんどの食材を島内で生産している。離島のネックは食糧不足、悪天候による物資の断絶だが、福江島では困窮した問題ではない。島産の野菜や果物など季節のものを地産地消で味わえる豊かさがある。
3-オープンで人懐っこい地元民
島の人から話しかけてくれる。一人旅で寂しい思いをすることは五島列島では無さそうだ。歩いているときも、食事をしているときも目が合えばニコりと笑い気さくに話しかけてくれる。
旅人はよそ者だからと気を使ってしまいがちであるが、地元の人にオープンに話せもらえることほど嬉しいことはない。
意外と知らない五島〜福江島〜
五島といえばメジャーどころは「隠れキリシタン」「釣り」「椿」「五島うどん」。
意外と知られていないことは「長崎から飛行機で30分」「高速船で1時間半」「海が綺麗」「カフェが多い」
今回は五島列島の中でも1番大きな島である福江島にスポットをあててご紹介する。
どう過ごすのか楽しみ方別〜福江島プラン〜
①島を知る旅
堂崎天主堂キリシタン資料館
「隠れキリシタン」の歴史をまず、ここで網羅しよう。さらに興味がわけば、五島列島全土にわたり教会を巡ることができる。この資料館はコンパクトながら、その珍しい建物の中に入れること、資料の珍しさなどが面白い。自分が踏み入れた土地が超えてきた歴史を体感することができる。
半泊 さとうのしお (カフェ)
目の前の海から海水を汲みに始まり、塩作り全ての工程を一人でこなしている佐藤さん。彼が作る「さとうの塩」は絶品だ。併設のカフェの塩レモネードは足を運んで飲む価値あり。
福江島の中でも奥地にある半泊に水の綺麗さを重視して移住することを決めたご夫婦はこの場所でカフェ、宿泊施設、塩づくり体験、物販を運営している。
この半泊(はんとまり)という地名にもストーリーがある。江戸末期ごろ数家族の潜伏キリシタンが福江島へ上陸したが、全員が住み着くには狭すぎたため、半数だけがここにとどまったことから「半泊」と呼ばれるようになった。
地元の野菜を知る食べる 市場巡り
五島全土の生鮮食品はもちろん、お土産まであらゆるものが揃う大市場。
併設のJAごとう 五島がうまい 農家レストランがおすすめで、島の野菜サラダが食べ放題である。五島産の食材を知り、そのままお食事できるところはここしかない。
スーパー外に併設市場あり
地元民の手作りシフォンやクッキーなど、手作りのお菓子がお手頃価格で手に入る。
そしてここの目玉は「日曜朝一と木曜夕暮れ市」である。特売なんてレベルじゃない、都会では考えられない価格に驚くこと間違いなしである。地元民からも大人気で活気溢れるその賑わいを味わいにいくだけでも存分に楽しめる。
②絶景めぐりに酔いしれる
海の色は抜けるような美しさ。高台から眺めて、高浜まで降りていくその道すがらも満喫ポイント。夕焼け時はいっそう綺麗で写真を撮ったり、福江島サーファーを眺めながら刻々と虚いゆく時間を楽しめるポイント。高浜の砂場を背にして岩べ側の潜るとコバルトブルーの魚たちに出会うことができる。お手洗いは年中使用可能。夏には海の家Bigwaveもオープンする。
高浜から5分車を走らせると遠浅のビーチが広がっている。ビーチに近づく1本道は湾に沿ってカーブしているため、車の運転も気持ちが良い。屋根付きの東屋とウッドデッキがあるので、海に入らずとも陽射しを凌いで休むことができる。高浜よりマイナーなので、ゆったりと一人時間を満喫したい時はこちらの方がおすすめである。
まんまるな形状が思わず駆け寄って登ってみたくなる。標高 315mの草原の山である。
火山の噴火によって流れ出た溶岩台地であり木が生えていないのだ。まるで海外にいるような見たことのない絶景が広がっている。360°ぐるりと見渡すもよし、海から隣の新上五島町まで見渡すことができ見応え抜群。溶岩台地のため転がっている石をひっくり返せばクリスタルが見え隠れしたりする面白さもある。お弁当を持ってピクニックで草原を満喫しよう。
贅沢にも海とお花畑がセットで楽しめる知る人ぞ知るスポットである。季節ごとに花の植え替えをしてくれている。菜の花、紫陽花、ひまわりなど、訪れる時期で楽しめる花が違うのも味わい深い。そして人が少ないことで、本当にお花だけに囲まれる思い出になることだろう。
ちなみにキャンプ場利用はテント持ち込みの場合750円で宿泊可能、一棟貸しのバンガローもある。
福江島南部の富江地区に海沿いを走るサイクリングコースがある。全長3.4kmで旅先ランニングにも丁度いい距離だ。さんさん富江キャンプ村〜山崎の石塁(勘次ヶ城)まで整備された道には行き先を示す看板も設置してあるため初めてでも迷わずに走れる。途中、手入れの行き届いた大変美しいお庭と出くわす、そこのお屋敷のご好意でどなたでもどうぞお気軽に見学ください。と看板でお知らせしてくれているので、花を愛でにお邪魔することもできる。
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